オフィスをおしゃれにしたいと思ったことはありませんか?
そんな時はまず、オフィスの照明を見直してみることをオススメします。そこで今回おすすめするのはペンダントライトです。
ペンダントライトは、天井からコードやチェーンなどで吊り下げられた照明器具です。吊り下げ形状のものはすべてペンダントライトに含まれます。
印象的な見た目であり、デザイン性の高いものが多くあるため、空間のアクセントとして活躍します。
この記事ではオフィスにペンダントライトを取り入れるメリットや取り入れる際のポイント、おすすめのペンダントライト商品をごしょうかいします。
オフィスにペンダントライトを入れるメリット・デメリット
それではまずオフィスにペンダントライトを取り入れるメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
・おしゃれ感が出る
前述の通り、印象的な見た目であり、デザイン性の高いものが多くあるペンダントライトは、設置するだけで一気に空間がおしゃれになります。
・ダクトレールにつける場合、自由に付け外しが可能
ペンダントライトはダクトレールにも取付が可能です。ダクトレールは、レールの部分に電流が流れており、対応の照明であれば簡単に付け外しができます。
普段はペンダントライトを吊るし、セミナーの時だけ外すというように、状況に応じたカスタマイズも可能です。
デメリット
・設置の際に新たに工事が必要な場合がある
ペンダントライトを取り付けたい場所に配線器具などがない場合、新たに設置工事をしなければなりません。
ペンダントライトの取り付け方については下記で解説します!
・部屋全体を照らすことはできない
ペンダントライトはメインではなくサブ的な役割を果たす照明です。
大型のものはそれなりに明るさもありますが、それだけで部屋全体を照らすほどの明るさは期待できません。
メインの照明と組み合わせてコーディネートしましょう。
ペンダントライトをオフィスに取り入れる上でのポイント
次にペンダントライトをオフィスに取り入れる際のポイントや注意点を見ていきましょう。
空間のアイコン的に使用する
オフィスではカウンターやオープンスペースのビッグテーブルなどの人を集めたい場所のアイコン的な役割で使われることが多いです。その他、会議室やエントランスなどのアクセントとして活躍させるように取り入れると良いでしょう。
照明のサイズ感に注意
ペンダントライトは小ぶりで繊細な印象のものから、大きくて存在感の強いものまで様々なものがありますが、オフィスのような広い空間に取り入れる場合は、存在感のある大きめのサイズのものがおすすめです。
小さいサイズのペンダントライトを使いたい場合は、カフェカウンターの上に等間隔に設置したり、複数個を高さを変えて吊り下げたりすると存在感が出て素敵な仕上がりになりますよ。
空間の広さとペンダントライトの大きさのバランスを見て設置することを心がけるとよいでしょう。
オフィスで使えるおすすめペンダントライト
Only One「ブランブラン フレアー」
こちらは複数のコードをまとめて収納できるため、複数取付けても、取り付け部分の見栄えが損なわれることはありません。また、天井配線器具もカバーできる「シーリングカバー」が付属されているため、一体感のあるデザインでインテリアの雰囲気を損なわずに設置が可能です。
付属の調整リングでコードの長さが簡単に調整できるため、電球の高さに変化をつけ空間に躍動感を生み出すことができます。気分やオフィスの雰囲気に合わせて簡単にアレンジができるのが特長のライトです。
Tom Dixon. 「Melt Pendant」
スウェーデンのデザイン集団、FRONTとTom Dixonとのコラボで生まれた「melt」というライトです。こちらは熱で溶けたガラス、無数の光が屈折する氷河の内部や、どこまでも果てしなく続く宇宙のイメージからインスピレーションを受け制作されました。
シェードの不規則な凹凸面へ光を反射させることで、物体が溶け落ちていくような視覚効果が演出されます。灯りを消した時には点灯時と全く異なる表情を見せ、美しいオブジェにもなります。
Another Garden 「BOTANIC Hanging light with FAKEGREEN」
シェードがテラリウムになったペンダントライトです。フェイクグリーンが付属しているので手軽に空間にグリーンを取り入れることができ、インテリアのアクセントになります。コードはロープ状で、結んで長さ調整をすることができます。
熱を持ちにくいLED電球が使用されているため、付属のフェイクグリーンだけでなく、エアプランツや小さなオブジェなど好きなアイテムを入れることができます。
louis poulsen 「PH5」
照明の光が原因で起こる不快感や、目に残る残像などによって気分が悪くなったことはありませんか? この良好な見え方を阻害する眩しさのことを「グレア」と言いますが、このライトは100%グレア・フリーの光です。3枚のシェードが大部分の光を下方に向ける構造により、目に残る不快感や残像が軽減されています。下方と側面に光が放たれており、それにより器具自体を照らしています。
カラーバリエーションの豊富さも魅力の一つです。
MUUTO / ムート 「STRAND PENDANT LAMP OPEN」
柔らかな印象で遊び心あふれる形状のライトです。上下の開口部からの光で直接照らすことができる上に、シェードを透過した温かみのある光も感じることができるという二面性があり、快適で調和のとれた空間にしてくれます。
シェードは和紙を樹脂で固めたような質感で、軽やかな雰囲気を醸し出し、モダンな空間にも和の空間にも取り入れることができます。
ペンダントライトの取り付け方
ペンダントライトの取り付け方には大きく分けて簡易取付、ダクトレール(ライティングレール)取付、電気工事取付の3つの方法があります。
簡易取付
天井電源プラグは居住用物件には標準的に設置されていますが、オフィスビルではほとんど見られません。
SOHOなど、居住用物件をオフィスとして使う場合がついている場合はこちらを利用することになります。
天井電源プラグは簡易取付タイプのペンダントライトが取付可能で、写真の引掛埋込ローゼットのほかに角型引掛シーリングや丸型引掛シーリングなど、いくつかの種類があります。
このタイプは特別な工事は必要なく、ペンダントライトのプラグを差し込むだけで設置が可能です。
ダクトレール(ライティングレール)
ダクトレール(ライティングレール)がついている場合はライティングレール用の照明器具を取り付け可能です。
「ライティングレール用」や「ダクトプラグ式」の照明器具を選べばレールにそのまま設置することができます。
こちらも天井電源プラグと同様、ワンタッチで取付が可能です。
ライトをつけすぎてダクトレールの根元にかかる荷重が限界を超えてしまうと、ダクトレールが落ちてしまうことがあります。
大型のシャンデリアなどは重量があるものが多く、直付けにしか対応していない商品も多いため、選ぶ際には気をつけましょう。
ダクトレールがないオフィスの場合、新たにダクトレールを取り付ける工事が必要になりますが、照明をつけ外ししやすい点がメリットの取付方法です。一方で、レールが表に見えてしまうので、照明をつけ外ししない場合は下記の電気工事取付での設置がおすすめです。
電気工事取付
天井電源やダクトレールを使用せず、ペンダントライトを直接配線に繋いで設置する方法です。オフィスで最も多く使われるのはこの取付方法です。
取付時の注意点
ダクトレールを新たに設置したい場合や、照明を電気工事で取り付けたい場合は、電気工事士に依頼をする必要があります。
ダクトレールの設置や、電気工事取付をする場合に必要な天井裏の配線工事は、電気工事士という国家資格を持つ人のみが行うことができる作業です。電気工事に不備があると、漏電や発火などが起こる危険性があるため、専門業者への依頼が必要です。
工事の費用相場
ダクトレールの工事費用相場
ダクトレール工事の費用は「1m単位」で決められていることが多く、おおよその相場は、天井への直付けの場合、1mあたり3,500円〜であり、埋め込み式の場合はさらに値段が上がります。
ダクトレールの長さや種類、取り付け範囲によって、工事の値段に開きがあるため、工事を行う際には、しっかり検討しましょう。
電気工事取付の工事費用相場
電気工事取付の場合の相場は、1つあたり1,500〜5,000円となっています。ただし、取り付けたい照明の種類によっては金額が変わってきます。シャンデリアなどの複雑な照明はシンプルな照明よりも高額になります。
また、照明の取り付けだけでなく交換の場合は、取り外しのための料金が追加になる場合があります。
まとめ
おしゃれな照明を効果的に利用することで、オフィスも非日常的な雰囲気にすることができます。
ライトをつけていない時もインテリアになるようなデザイン性の高い照明は、無機質な空間も一気におしゃれに変えてくれます。
照明のデザインや光の特徴を考慮し、社員が気分良く仕事ができるような、よりよい環境を整えましょう。