居抜き

スタートアップにおすすめ!居抜きオフィスの魅力

新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として、テレワーク、リモートワークの導入が加速し、それに伴いオフィスの縮小、事務所費削減を検討している企業も増えてきました。

そんな中、特に注目されるようになってきたのが、前に入居していた会社が使っていた内装や設備、什器、備品などをそのまま引き継いでオフィスとして利用する「居抜きオフィス」です。

この記事では、ベンチャー企業、スタートアップ企業に特にオススメの居抜きオフィスの6つの魅力について解説します。

  • 「コロナ禍によって、オフィスの縮小、働き方の見直し、事務所費の削減を検討している人」
  • 「企業が成長して従業員が増え、企業の規模にあったオフィスへの移転を検討しているという経営者」

におすすめな記事です。

魅力① 考える必要がない!

ベンチャー企業やスタートアップ企業などの、特に忙しい経営者や担当者にとっては実はこの「考える必要がないこと」が居抜きオフィスの一番の魅力かもしれません。

一般的なオフィス移転であれば、何もない状態から準備をするため、

「内装工事をどうするか?内装工事のスケジュールをどうするか?」 
「レイアウトをどのようにするか?パーテーションの設置は必要か?」

など、入居するために必要な工事や物品の購入、スケジュールの調整など、考えなければならないことがたくさんあります。

しかし、居抜きオフィスであれば、前に入居していた企業が使っていた内装や場合によっては家具もそのまま使用できるので、あれこれ考える必要はありません。

忙しいスタートアップ企業にとって、考える必要がない、業務に集中できるというのは大きな魅力です。

魅力② 入居費用が節約できる

そもそも、「居抜きオフィス」とは、どのようなものなのでしょうか?

居抜きオフィスとは、前の入居者が使用していた内装、設備、時には什器、備品までそのまま引き継いでオフィスとして利用する物件のことです。 

通常、オフィスとして入居する場合には、以下のような費用がかかります。

  • 内装工事費用(床、壁、天井など)
  • 設備工事費用(電気、空調、給排水、消防設備など)
  • 回線工事費用(ネット回線・ネットワーク、電話など)
  • 什器、備品購入費用(デスク、チェア、キャビネット、ソファーなど)
  • 引越し費用(前のオフィスで使っていたものを継続して使ったり、書類などの荷物を持ってくる)

居抜きオフィスに入居する場合には、前の入居者が使用していたものを引き継ぐことができるので、内装工事費用、設備工事費用、什器、備品購入・搬入費用が大幅に削減できます。

居抜きオフィスは、入居費用を節約できるのがメリットです。

魅力③ 準備期間を短縮できる

居抜きオフィスは、新しいオフィスとして使用できるまでの準備期間を短縮できるという魅力があります。

一般的なオフィス移転の場合、新しいオフィスで業務を開始するまでに、数週間~数カ月の準備期間が必要になります。 

数週間~数カ月の準備期間が必要になるのは、以下のような理由のためです。

  • 内装工事、設備工事など必要な工事を行う必要があるため
  • 新しく什器、備品を購入して、搬入・設置するため
  • 以前のオフィスからの荷物の引越しするため

居抜きオフィスは、このような準備期間がほとんど必要ありません。

内装、設備、什器、備品などは、前の入居者のものをそのまま引き継いで使用するので、すぐにでも新しいオフィスとして業務を開始することが可能です。 

内装工事、設備工事、什器、備品を準備する手間が省けるので、準備期間が短縮できます。

魅力④ 移転に対する検討項目を圧縮できる

居抜きオフィスを利用することで、移転に関する検討項目を圧縮することができます。 

では、一体どのような検討項目を圧縮することができるのでしょうか?

 

1.パートナー選定時間の圧縮

通常、オフィスを移転する際には、内装や什器・備品、回線工事など複数の専門家からパートナーを選定することが必要です。

分野の違う複数の専門家にそれぞれ要望を伝え、見積書をもらい、内容を精査してパートナーの選定、スケジュールの調整をしなければなりません。

しかし、居抜きオフィスでは、すでにあるものを活用するので、それらの時間は不要です。

パートナー選定にかかる時間を圧縮できます。

2.初期費用の圧縮

居抜きオフィスでは、前の入居者の内装、設備、時には什器、備品を引き継ぐことができるので、内装工事費用、什器、備品の購入、搬入出費用といった初期費用を圧縮することが可能です。

 3.移転準備期間の圧縮

居抜きオフィスを利用すれば、移転準備期間も大幅に圧縮できます。

すでに、必要なものが揃っているので、契約が完了すれば、すぐにでも新しいオフィスとして業務を開始することができます。 

本来であれば、移転準備期間として数カ月程度かかりますが、それを圧縮できるので大きな魅力です。

魅力⑤ おしゃれなオフィスをそのまま引き継げる

ベンチャー企業やスタートアップ企業では、企業の維持、成長のために優秀で勢いのある若者を採用することが非常に重要です。

優秀で勢いのある若者に、「この企業で働きたい!」と思わせるには、おしゃれなオフィスを持つことが重要です。

一般的に、おしゃれなオフィスを作るには、デザイナー、設計事務所に依頼をしてデザイン料を支払わなければなりません。しかし、居抜きオフィスであれば、おしゃれなオフィスをそのまま引き継ぐことができます。

おしゃれなオフィスを持つことで、優秀な若手を確保するのに役立ちます。そしてそこで働くメンバーへのモチベーションの向上にも貢献してくれます。

魅力⑥ 退去時もそのまま引き継げることも多い

ベンチャー企業やスタートアップ企業では、規模の拡大、縮小が起きやすく、予定外の移転もあるため、できるだけオフィスの移転に無駄な費用をかけたくないというのが本音でしょう。 

居抜きオフィスは入居時だけでなく、退去時にも下記のようなメリットがあります。

  • 原状回復費を大幅に削減することができる
  • 什器、備品などの搬出費用、処分費用を削減できる

居抜きオフィスで入ると自分達が退去する場合にも次の入居者に居抜き物件として内装、設備、什器、備品を引き継ぐことができる可能性が高いため、、原状回復費用や什器・備品の廃棄費用を大幅に削減することができます。

居抜きで退去する方法

ちなみに居抜きで退去する場合、貸主に対して解約予告を最低でも3~6ヶ月前に出さなければなりません。

また、貸主の了承を得ることができなければ、原状回復をしなければならなくなってしまいます。

貸主の了承を得た上で、新しい入居者を探す必要があります。貸主の了承を得て、入居者が見つかれば、居抜きで退去をすることができます。

ベンチャー企業やスタートアップ企業では、成長度にあわせて、オフィスの縮小、拡大などが起こりやすいので、退去時の費用を抑えられる居抜きオフィスはおすすめです。

居抜きオフィスの注意点

居抜きオフィスには、様々な魅力があるということをお伝えしてきましたが、リスクや注意点もあります。

①引き継いだものが良いものであるとは限らない

居抜きオフィスは、内装、設備、什器、備品などを引き継ぎますが、それが必ずしも良いものとは限りません。

「内装が汚れている、設備が古い」などと言った場合には、内装費用や設備工事などが必要になることもあります。

②おしゃれなオフィスは物件数が少ない!

おしゃれなオフィスを持つことで、そこで働きたいという、優秀で勢いのある若手を確保しやすくなりますが、そのようなおしゃれなオフィスの物件数はとても少ないのが現状です。

おしゃれなオフィスを見つけるのには、時間がかかる可能性があります。

③退去時には原状回復を求められる可能性も!

退去時に原状回復費用を抑えられるというのが、1つの魅力とお伝えしましたが、それはあくまでもそれを引き継いでくれる、次の入居者が居ればという前提の話です。

次の入居者が見つからないという場合には、通常通りの原状回復費用を求められることもあります。

まとめ

コロナ禍でオフィスの固定費用を見直したいと考えている経営者や企業の成長度に応じて、オフィスの縮小や拡大が起こりやすいベンチャー企業やスタートアップ企業に居抜きオフィスがおすすめです。ぜひ居抜きオフィスへの移転も検討してみてはいかがでしょうか。