「居抜きオフィスを探しているけど、物件検索サイトの数が多すぎて、何を選べばいいのかわからない…」
「居抜きに限定せず、デザイナーズやセットアップオフィスなどの情報も一緒に知れたらいいなぁ…」
今回は、そんな悩みを抱える皆さんに向けた記事をお届けします。
居抜きオフィスは、オフィス移転の際に発生する原状回復や入居工事費を大幅に削減できる移転方法です。特にベンチャー企業やスタートアップ企業に人気のある移転方法ですが、移転を決めるにあたって、物件を探す際の検索サイトの選定は極めて重要です。サイトの特徴をよく調べずに登録したところ、希望通りのオフィスが見つからず、移転までに大幅な時間を要してしまったという企業も少なくありません。
したがって、居抜きオフィスの検索サイトにはどういった種類があり、それぞれのサイトの特徴を前もって把握しておくことをおすすめします。本記事で主な居抜きオフィス検索サイトの特徴を紹介しますので、是非参考にしてください。
居抜きオフィスナビ

居抜きオフィスナビは、居抜き物件に特化したオフィス検索サイトです。
オフィス移転時の入居工事や原状回復工事費を抑えたい企業をターゲットにしています。東京都内に限らず、大阪、福岡、札幌など様々な場所に拠点がありますので、 全国的に対応できる点が魅力です。
居抜きでの入居、退去両方に対応できるため、入居する場合、退去する場合、それぞれのフローがわかりやすく書かれており、オフィス移転が初めての方でも安心して利用できるでしょう。
物件紹介ページでは、室内の写真が多くそろっており、坪数や推奨人数なども網羅されていますので、イメージがつきやすいと思います。また、セットアップオフィスなども扱っていますので、居抜きに限定せず移転を検討中の様々な企業におすすめです。
https://www.office-navi.jp/inuki/
つながるオフィス

つながるオフィスは、入居や退去でかかる費用を抑えたい企業向けに居抜きオフィスを紹介するサイトです。近年、ベンチャー企業やスタートアップ企業から居抜き物件での入居の希望が増えていることを踏まえて、比較的小規模で高機能な物件を数多くそろえています。
居抜き物件の意味や、実際に居抜きで入退去する際のフローがわかりやすく展開されているので、「居抜き物件と何か?」という初歩的な情報から知りたい方へもおすすめです。
また、居抜き物件の情報だけでなく、オフィス移転時の注意事項、働き方に関する調査、居抜き以外のワークスペースに関する記事など、豊富なコラムがそろっていますので、オフィス事情について幅広い知識がつけられるでしょう。
https://www.tsunagaru-office.com/
そのまんまオフィス

そのまんまオフィスは、オフィス移転をするうえで、居抜きで退去したい会社と、居抜きで入居したい会社をマッチングするサービスを提供しているサイトです。
移転コスト削減のため、居抜きでの退去を希望する企業は多いと思いますが、物件オーナーが承諾をしないケースも多々あります。そのまんまオフィスは、こうした場合の物件オーナーとの交渉にも対応してくれますので、原状回復が前提の物件においても、居抜きで退去できる可能性が高まります。
ただし、マッチングサービスなので、退去するまでの期間に次のテナントが決まらなかった場合は、通常通り原状回復をしなければなりませんので注意しましょう。
また、会員登録することで非公開の物件情報を先に知ることができるので、利用される方は早めに登録することおすすめします。
スイッチオフィス

スイッチオフィスは、居抜きオフィスを中心に扱う検索サイトです。都内のオフィスを中心、40坪以下の小型物件から500坪以上の大型物件まで、様々なオフィスを扱っています。
当初は居抜きオフィスが専門でしたが、現在では居抜きに限らず、デザイナーズや一棟借りオフィスも扱っており、一般的なオフィスとは少し違ったワークスペースを求める企業におすすめです。
また各物件に対して、「こんな企業様にオススメです」という説明があり、物件を選ぶ際の判断基準を与えてくれている点もメリットです。物件も数も豊富にあり、写真や図面などが多く掲載されていますので、イメージがつきやすいでしょう。
vivit

vivit(ビビット)は、東京都内の居抜きオフィスを豊富に扱っているサイトです。サイト名は、良いものを見つけた時にビビっとくる感覚、そんな思いを大切にしてほしいという考えからつけられています。
サイト内で居抜きの関する詳しいコラムがあり、さらに居抜きで入居したい方、居抜きで退去したい方、それぞれに向けたフローをわかりやすく説明しています。単なる居抜き物件だけでなくリノベーションした物などの紹介もあり、ワンランク上の居抜き物件に入りたい方向けのオフィスも数多く揃えています。
なお、会員登録していない場合、一部の物件しか見れませんが、登録することによってすべての物件が閲覧可能となります。登録は無料なので、興味のある方は利用してみることをおすすめします。
https://www.officetar.jp/furnished/
Value Office

Value Office(バリューオフィス)は、東京都内の居抜きオフィス、セットアップオフィスを専門に扱う検索サイトです。
セットアップオフィスとは、物件オーナー側であらかじめ内装工事を施し、テナント側の入居工事費を抑えることのできるオフィスです。居抜きオフィスとの違いは、居抜きは前テナントの残した内装をそのまま引き継ぐのに対し、セットアップオフィスはオーナー側が設置した真新しい状態の内装の貸室に入居できる点です。
サイト内で「居抜きとは?」、「セットアップオフィスとは?」という基本的な説明はしっかりと掲載されていますので、初めて移転する企業も安心できるでしょう。
ハイッテ

ハイッテは、東京都内の居抜きオフィスを専門に扱う検索サイトです。入居と退去のフローがわかりやすく掲示されているので、初めて居抜き物件を探す方にもおすすめです。サイトではエリア、坪数、単価の3つを絞り検索できるので、希望する物件を探しやすいでしょう。
物件の紹介ページで注目したいのが、設備の仕様(男女トイレ別、セントラル空調or個別空調、OAの有無など)がしっかりと記載されている点です。
またサイト内で、実際に居抜きオフィスで移転した会社の移転ストーリーが掲載されており、これを見れば移転する場合の実際の流れがイメージしやすくなるでしょう。
居抜き本舗

居抜き本舗は、居抜き店舗に特化にした物件検索サイトです。
店舗専門の不動産会社であるため、単なる紹介だけに終わらず、クライアントの意向を確認したうえで、様々な提案をしてくれます。希望条件によって検索できるのはもちろん、お役立ち情報やセミナー情報などもサイト上に掲載されていますので、プラスアルファの知識が得られます。
物件検索の際は、エリアや賃料だけでなく、沿線や業態で調べられるほか、特定のキーワード検索もできるため、希望の物件が探しやすいでしょう。また物件オーナーや店舗関連業者とのパイプを活かし、通常では得られない貴重な物件の情報も掲載されています。
居抜き店舗に特化したサイトは数が少ないので、居抜き店舗を探している方におすすめなサイトです。
まとめ
ここまで居抜き物件の検索サイトを紹介してきました。サイトの数はたくさんありますが、それぞれに特徴がある点が理解できたと思います。
オフィス移転してしまった後では、キャンセルはできませんので、最初の段階で立地や賃料などの具体的なイメージを持ち、物件探しをする際は、適切なサイトを選ぶことが重要です。
本記事が、居抜きオフィスでの移転を検討している企業の方の一助になれば幸いです。