今回取材させていただいたのは東京都千代田区岩本町にある、中高生向けのデジタル問題集を開発する株式会社Libry(リブリー)様です。2019年9月末に神田のオフィスから秋葉原のオフィスに移転されました。
その際、オフィス選定から、コンセプト検討、内装デザイン、什器選定まで、オフィス移転の全てをご担当されていたデザイナーの永石さんにお話を伺いました。デザイナーといっても会社で開発されているサービスのデザイナーさんであって、移転のプロでも建築のデザイナーでもないとのこと(笑)。インターンとして初期からジョインしていたこともあり重大な任務を任されました。そんな永石さんに、移転で大変だったことや新オフィスへのこだわりなどをたくさん教えていただきました。
移転は大変!こだわり条件に合うオフィス探し
ーーー以前のオフィスについて教えて下さい
以前の神田オフィスには、メンバーが8名のときに入居しました。お風呂付きの物件だったこともあり、代表は週の半分くらい寝泊まりしていて、ベンチャー感が溢れていましたね。入居から1年経ち、移転準備を本格的に進め始めるころにはメンバーも増えて、15名以上がオフィスで働いていました。人数が多すぎるので、換気が追いつかなくて、酸欠になることもありました。
ーーー移転先はすぐ決まりましたか?
今のオフィスが見つかるまでに1年かかりました。とにかく時間がかかって、とても大変だったことを覚えています。
ーーー新オフィスの決め手を教えてください
エリアへのこだわりが強かったです。まず、メンバーの自宅の場所をGoogle Mapで確認して、全員が通いやすくなるように配慮しエリアを選びました。第一候補として挙がっていたのが秋葉原。秋葉原はとても便利で総武線、山手線、京浜東北線、つくばエクスプレス、日比谷線、都営新宿線(岩本町駅)といろいろな路線が利用できるので、都内の人だけでなく千葉、神奈川、埼玉、西東京エリアの人でも通いやすいエリアです。
エリア以外だと、
- 広さは60〜70坪
- 天井は高いほうがよい
- トイレの数も重要!女性用のトイレの数は2つ以上
などが要望・こだわりとして挙がっていました。それらの条件をもとに移転先を探していましたが、メンバーの要望にマッチするオフィスがなかなか見つかりませんでした。
そして、オフィスを探し始めてから約1年で今のオフィスに出会います。
このオフィスに決めたのは、エリア・広さ(65坪)・天井の高さ・トイレの数と、挙げていた条件が全て満たされていたからです。
オフィスでリブリーらしさを表現したい
ーーーオフィスのコンセプトはなんですか?
コンセプトは “LaunchPad”。日本語で「発射台」という意味です。
私たちには、リブリーを大きく成長させていくための場所が必要でした。だから、、ロケットが飛び立つ瞬間でも、飛んでいる様子でもなく、「大きく飛ぶ」ための準備の場所という意味を込めて、このコンセプトにしました。
そして、“LaunchPad”なオフィスに重要な要素である「働きやすさ」と「リブリーらしさ」を満たせるように内装を考えました。
ーーー具体的に「リブリーらしさ」をどうオフィスに組込みましたか?
「Libry(リブリー)」は出版社が発行している教科書や問題集などの紙の教材をより便利に使えるようにデジタル化してパワーアップさせるサービスです。そのため紙のコンテンツをよく扱います。「これまで出版社さんが作り上げてきた紙のコンテンツを尊重したい」という想いから、執務スペースの真ん中にあった大きな柱をリブリーの象徴となる教材が収納できる本棚に大変身させてました。
その本棚(柱)がこちらです!
この本棚は自分たちで作ったため、とても思い入れがあります。
行動指針をベースにオフィスにも工夫を
手作り本棚の他にも
- 半個室の集中できるスペースの設置
- 壁を活用したホワイトボードの設置
- 一面のグリーンの床
など、オフィスの壁や柱もフル活用しながら色々と工夫をしました。
リブリーでは、私たちの日々の判断や行動の指針として、「7Values」という7つの価値観をみんなで共有しています。内装の検討も、「7Values」を元にして進めました。
例えば、「2.Think Deeply 本質を見極める」「4.Be Professional “一流”として行動する」を叶えるためには集中して考えることができるスペースが必要だからと半個室の集中スペースを設置。
また「5.One Team チームで挑む」を実現するために、オフィスの壁を利用したホワイトボードを多く設置し、人が集まるスペースを生み出したり。
執務スペースを一つの空間にすることで、「チームの一体感」を感じられるよう、あえてゾーニングせず、床一面をコーポレートカラーのグリーンで統一しています。来客の方からは「ゴルフしたくなるね!」と言われることもあります!笑
コロナ禍のリブリーの働き方
リブリーでは原則として働き方はチームや個人に任せており、出社とリモートワークは現時点(2020年12月)では半々です。
コロナ禍で自宅にこだわりのワークスペースを整えたエンジニアも多く、通常はチャットツールなどを使用しコミュニケーションを密に取りながらリモートワークをすることが増えました。
営業チームは顔を合わせた方がコミュニケーションが取れるため、週に何度か出社して打ち合わせをしています。
今後の移転について
ーーー次の移転の予定はありますか?
実は2021年中には移転の予定があります。人員計画通りに採用が進むと、2021年の初夏にこのオフィスはキャパオーバーになります。
次の移転でもエリア選びが重要だと思っています。教育業界への認知も含めて、「リブリーとしてこのエリアでこのオフィスにしました」という意味を持たせたいなと。文京区や御茶ノ水などのエリアは教育系の企業が集まっていますし有力候補の一つ。
ーーーこのオフィスは居抜きで出る予定ですか?
せっかくこだわって作ったオフィスなので、居抜きで出て次の会社にも使ってもらえるといいなと思っています。
前回のオフィスもオーナーさんから居抜き退去OKをもらっていたのですが、次に入る会社が見つからずに断念しました。今回はタイミングよく居抜き入居の会社が見つかると嬉しいです。
ーーー次に入居する会社はどんな会社がいい?
リブリーのようなベンチャーやIT界隈の会社がマッチすると思います。壁一面のホワイトボードなど、人が集まるマグネットスペースが豊富にあるので、チームで細かいコミュニケーションを取りながら一体感をもって働きたい会社におすすめです。
ーーーこのオフィス周辺のランチ事情やアクセス事情は?
このオフィスの近くは町中華や個人で経営されてる小さな飲食店が多く、メンバーもよく徒歩でランチに出ています。岩本町駅、秋葉原駅、浅草橋駅、馬喰町駅、馬喰横山駅と徒歩圏内にたくさんの駅がありますので、通勤だけでなく営業の外出もしやすい位置にあり、アクセス面でもとてもおすすめのオフィスです。
会社名 | 株式会社Libry |
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所在地 | 〒101-0032 東京都千代田区岩本町3-9-13 岩本町寿共同ビル 4F |
代表者 | 代表取締役 後藤 匠 |
設立日 | 2012年5月 |
HP | https://about.libry.jp/ |
入居日 | 2019年9月末 |
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