木下商会事例

コロナ禍リモートワークでも自分達らしさが出せるオフィスに【Libry様レイアウト変更】

前回、とてもこだわりのあるオフィスをご紹介いただいた株式会社Libry様が、その後、更によりよいオフィスを目指してレイアウト変更や一部デザイン変更を行ったという情報を聞きつけ、今回改めてお話を伺いました。

前回の記事では、2019年の9月末頃にオフィス移転される際には、オフィスの条件や内装に「リブリーらしさ」を組み込んだポイントなどをお話いただきました。まだご覧になっていない方は下記より前回の記事をご確認ください。

そして、今回はどのようにレイアウトやデザインを変更されたのか、また変更のきっかけについても色々と伺ってみましょう。

今回のレイアウト変更のきっかけ・目的

ーーー今回のレイアウトや内装の変更のきっかけを教えて下さい。

コロナの影響でリモートワークの機会が増えたことをきっかけに「自分たちらしい働き方」を見直し、それに合わせてオフィスの内装も見直すことになりました。

今後の働き方について、みんなで話し合った際に大きく下記の2つの意見があがりました。

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・コロナの影響でリモートワークをしてみると、思ったよりも作業効率がよい、作業環境も整っていてこのまま続けたい
コミュニケーションの取りづらさを感じる、これから大きくなっていく組織で直接コミュニケーションをとる機会が減るのは心配
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これら2つの意見は、自分たちの行動指針(Value)である「7Values」の「Be Professional – 一流として行動する –」と「One Team – チームで挑む –」に通ずるものがあって、どちらも私たちにとって重要なものでした。

そこで、まずは会社の働き方の方針を決めました。それが下記の3つです。

 ①メンバーひとりひとり、自分が働く環境をえらべる
 ②2週間に1日は全員オフィスに集まって対面でコミュニケーションをとろう
 ③チーム内での方針は各チームマネージャーに任せる
  
(例:曜日を決めて集まる 等)

※②に関して、現在は新型コロナ感染防止のため、運用を見合わせています。

ーーーオフィスを手放すという選択肢はなかったのですか?

コロナ禍で、オフィスを手放すという選択をされる会社や、みんなで出社して働こうとする会社など様々ある中で、私たちはどちらか一方に絞るのではなく、それぞれのメンバーがProfessionalとして自分の働きやすさを選べるようにしつつ、定期的に同じ空間に集まってOne Teamにコミュニケーションを取れるようにすることが最も自分たちらしいと考えました。

この今回のオフィスレイアウト変更は、「私たちらしい働き方」を見直すプロセスから出たアウトプットの1つであると思っています。

「私たちらしい働き方」に合わせた主な変更点

原則全席フリーアドレスにし、メンバーが増えても全員がオフィスに集まれるような席数・レイアウトに変更しました。

リモートでの打ち合わせが増えたため、会議室以外でもクローズドな空間を確保するためにフォーンボックスを購入しました。

また広い作業スペースを設けたり、可動式のアクティブラーニング家具をいくつか導入し、よりコラボレーションが取りやすいように工夫をしています。

Before→After!どう変わった?

ーーーそれでは具体的にどのように変わったのか、レイアウト図や写真で確認してみましょう。

全体

Before レイアウト前
Before 全体

レイアウト前は、固定デスクとフリーアドレスが入り混じった配置でした。移転時にこだわってメンバーで手作りした本棚の柱はそのままで、レイアウト後は固定デスクを廃止し、席数を増やすための工夫をしています。

After レイアウト後
After レイアウト後のエリア活用

コールエリア

コロナ禍でオンライン商談が増えたことから、レイアウト変更後は営業チームがオンライン商談や電話をしている時に周りの音があまり入らないようにフォーンブースを2ボックス設置、もともとあったデスクを4席残しコールエリア(「Afterレイアウト後のエリア活用」の青色箇所)としました。(写真:コールエリア参照)

コールエリア(中央にフォーンブース2ボックス)

社内コミュニケーションエリア

社内コミュニケーションエリアには足が高いデスクを設置。椅子に座ってもいいし、スタンディングデスクとしても使用できます。このハイデスクは、座っている人と立っている人の目線が合いコミュニケーションが取りやすくなるそうです。

その対面にある壁が全面ホワイトボードになっているので、メンバー同士がディスカッションしながら、一緒に働けるようなエリアになっています。

コミュニケーションエリア①
ディスカッションの様子

また、オフィスの中央には大きく見通しのよいデスクを置き、フリーアドレス化しました。(写真:コミュニケーションエリア全体参照)

コミュニケーションエリア全体

コラボレーションエリア

コラボレーションエリアに導入したこのデスク付きの椅子は、海外でもよく使われている可動式のアクティブラーニング家具で、ホワイトボードと一緒に打ち合わせの人数や目的によって使いやすいように移動させながら使用しています。

コラボレーションエリア

この家具を移動させることで広いスペースを作ることもでき、プロジェクターに資料を投影しながらミーティングを行うこともあります。

働き方の方針で定めた「2週間に1度全員が集まる日」のことも想定し、フレキシブルに活用できるようなエリアにしました。

大人数でのコラボレーションエリア活用の様子

変更後の社内メンバーの声

ーーー実際にレイアウト変更を行ったあとの皆さんからはどんな声があがりましたか?

 まだまだコロナが収束しない中、2週間に一度全員が集まるという運用はできていないのですが、それでも変えたことによる社内メンバーの反応は良く、

「これまでよりもオフィスが広くなったし、明るくなった感じもする」
「レイアウト変更してもらってとても良かった」
「働きやすくなったと感じる」

といったとてもポジティブな感想が多いです!
会社としても、レイアウト変更を実施してよかったと感じています。

今後

ーーー移転は検討されていますか?

人数が増えてきたこともあり検討はしているものの、まだ続きそうなコロナ禍で移転したところで全員が集まれるタイミングがいつ来るかも分からないため、以前よりは積極的には物件探しはしていない状況です。様子を見ながら検討したいと思っています。

会社名株式会社Libry
所在地〒101-0032 東京都千代田区岩本町3-9-13 岩本町寿共同ビル 4F
代表者代表取締役CEO 後藤 匠
設立日2012年5月
HP https://about.libry.jp/
入居日2019年9月末