近年、ドラマや漫画がきっかけで熱が高まっているサウナブーム。
心身ともにリフレッシュすることで、質の高いパフォーマンスの発揮が期待され、オフィスへのサウナ設置の需要も高まっています。
実際に自分のオフィスにもサウナを設置したい! と考えている企業担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事ではオフィスにサウナを設置するか検討している方に向けて、オフィスにサウナを設置するメリットやデメリットについてご紹介します。
▼オフィスにサウナを設置する方法や注意点についてはこちらの記事をご確認ください。
オフィスにサウナを設置するメリット
オフィスにサウナを設置するメリットは以下の5つです。
従業員の心身が整い、社内でのコミュニケーションも活発になるため、会社により良い結果をもたらすことにつながるでしょう。
従業員の会社への満足度・モチベーションが上がる
サウナは心身ともにリフレッシュでき、普段の生活では味わえない非日常を体験できる貴重な空間。
そんなサウナは、ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良い状態)をもたらしてくれるため、従業員の満足度やモチベーションが上がります。
”オフィスにサウナがある”という付加価値をつけることで、リモートワークが多く従業員の出社率が増えない企業の課題解決にもつながります。
サウナは心身を整え、日常では普段味わえない快感を得られる場所。
そんなサウナがオフィスにあれば、会社への満足度UPが期待できます。
従業員の仕事生産性が上がる
オフィスにサウナを設置すると、従業員がより良いパフォーマンスを発揮できるようになります。
なぜならサウナでは強制的に脳を”オフ状態”にし、心身ともにリフレッシュできるからです。
サウナは密室かつ高温であるため、頭や体は「この温度に耐えなくては!」と信号を出し、仕事やプライベートでの悩み事は考えられない状況になります。
またサウナ室には余計なものがないため、いまこの瞬間に集中する状態であるマインドフルネスをもたらしてくれます。
このマインドフルネスではストレス軽減、集中力の向上、記憶や判断力の向上が期待できます。
さらに、サウナ室にはスマホやパソコンを持ち込むことはできないため、プライベートではスマホをいじり、仕事中はパソコンに向き合うという日常的にストレスがかかった状態から脱却できます。
普段目にしているデジタル情報から離れざるを得なくなるため、デジタルデトックスによるストレス軽減や疲労を回復する効果もあります。
このようにサウナでは日々感じているプレッシャーや悩み、忙しない雰囲気から離れることで気分転換ができます。
オフィスにサウナを設置することで日常から離れ、心身ともにリフレッシュできるため、より従業員の生産性が上がり、会社にも良い結果をもたらしてくれます。
社内コミュニケーションの促進
オフィスにサウナを設置すると、社内のコミュニケーションが活発になることが期待できます。
サウナは余計なものが何もない密室かつ、みんな裸です。
「裸の付き合い」という言葉があるくらい、社内でスーツを着ているときよりも心の距離が近くなり、普段なら話せないようなこともサウナの中では話せたりすることもあります。
チーム内で本音をぶつけて関係を強化したり、方向性を決めて意識を高めたり、普段は話しづらい上司とも話しやすくなるかもしれません。
さらに関わりの少ない他部署の従業員ともサウナを通じて話す機会ができ、横のつながりも広がります。
同じ空間で裸になることで心の距離が近くなり、社内の雰囲気も良くなるでしょう。
良い人材確保につながる
オフィスにサウナがあることはユニークな福利厚生になります。
サウナの魅力を知っている方にとっては入社の決め手の一つになる可能性も。
近年のサウナブームにより、サウナを身近に感じ、趣味にする人が増えています。
そんなサウナ好きの求職者にとって、「オフィスでサウナが無料で使える」という他にない福利厚生があれば、大きなアピールポイントになります。
またサウナの魅力にハマっている求職者は心身が健康であり、仕事に対するパフォーマンスやマインドも整っていることが期待できます。
オフィスにサウナがあることは、良い人材を確保するための採用活動の大きなアピールポイントになるでしょう。
社外のビジネスパートナーとの関係が深まる
オフィスにサウナを設置すると社内だけでなく社外の方との関係も良好になります。
サウナの発祥地であるフィンランドには、「重要なことは会議室ではなくサウナで決められる」ということわざがあるくらい、サウナでは商談がスムーズに進むことが期待できます。
先述したようにサウナ室では「裸の付き合い」ができます。
お互いが裸で何の隔たりもなく、オープンマインドになるため、高級レストランやかしこまった場よりも距離が縮まることで話が進み、より関係が深まることにつながります。
直近のサウナブームにより、サウナ好きのビジネスパーソンも増えています。
オフィスにサウナを取り入れることで社外のビジネスパートナーとの関係もいい方向へ向かうでしょう。
オフィスにサウナを設置するデメリット
オフィスにサウナを設置するデメリットは以下の2つです。
コストがかかる
オフィスにサウナを設置するには、初期費用・維持費用が必要です。
サウナの種類や広さ、スペックによって変動はありますが、初期費用は最低でも100万円以上〜は見ておくのがいいでしょう。
サウナの本体代や設置代、防水や電気、耐熱工事などサウナを作る工程は特殊でかなり費用がかさみます。
さらに毎月の水道代や電気代などのランニングコストも考慮する必要があります。
オフィスにサウナを設置するときは、専門家に相談しながら見積もりをとっておくと良いでしょう。
維持管理に手間がかかる
オフィスにサウナを設置するとサウナを利用する前に温めたり、チラーを使って水風呂の温度を調節するなど管理に手間がかかります。
さらに利用後のサウナ室や浴場、マットなどの掃除も毎回しなくてはなりません。
サウナを利用するために必要な衛生管理を常に自分たちで行わなければならない点が、施設のサウナとは異なるネックとなりやすい部分です。
まとめ
オフィスにサウナを設置すると、従業員のモチベーションや生産性が上がる、社内のコミュケーションの促進が計れる、いい人材を確保するためのアピールになる、クライアントとの関係も深まるなどの効果が期待でき、会社によりよい結果をもたらしてくれる大きな要因になります。
しかし、導入・維持にコストがかかることや温度や衛生面などの管理に手間がかかることを念頭に置いておく必要があります。
オフィスにサウナを設置するメリットとデメリットを考慮し、従業員がよりいいパフォーマンスができるオフィスを目指していきましょう!