オフィスづくり

【人数別】WEB会議でおすすめAV機器は?マイク・カメラの選び方

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、対面で行っていた会議を取り止め、オンライン上で行うWEB会議を導入する企業が増えています。

しかしWEB会議は参加人数や利用者のネットワーク環境によっては、スムーズに実施できないケースもあります。音声がハウリングしてしまったり、通信が安定せず会議が中断してしまった経験のある人もいるのではないでしょうか。またWEB会議は個別で参加する形式以外にも、会社の会議室に数人が集まってオンラインで繋ぐ方法もあるので、状況に応じて使い分けなければなりません。

そこで本記事では、WEB会議で使用するマイクやカメラなどのAV機器を参加人数によってどう使い分けていけば良いのか、おすすめAV機器の選び方について詳しく解説していきます。

【2人】WEB会議おすすめAV機器の選び方

初めに、マンツーマンで行うWEB会議の特徴を説明します。

マンツーマンのWEB会議の場合、AV機器は簡易的なもので問題ありません。スマートホン(以下、スマホ)のカメラとマイクに加えて、ZOOMなどのオンラインツールがあれば問題なく対応できるでしょう。ただし、スマホでWEB会議を行う場合、移動先等で簡単に使えるメリットがある反面、以下のようなデメリットがあります。

  • 途中で電話が入り会議を中断せざるを得ない可能性がある
  • カメラの角度を固定するのに苦慮する
  • 画面共有できるファイルが限定される
  • 画面が小さいため画像等が共有しづらい

また、より良い環境でWEB会議を行うために、高性能なヘッドセット、マイクスピーカーなどを利用する方法があります特にワイヤレスヘッドセットを利用すれば、クリアな音声で自分の声を相手に伝えられるうえ、有線によって自分の動きが制限されることもないため、ストレスなく会議が進められるでしょう。

【3人以上〜少人数】WEB会議おすすめAV機器の選び方

次に、3人以上10人未満の少人数で行うWEB会議の特徴を説明します。

この場合、全員が個別で参加するのではなく、一つの場所に複数の人が在室して会議を行うケースも多いかと思います。しかし会議室などの個室に2人以上の人が在籍し、同時にWEB会議に参加すると、音声がエコーしたりハウリングしたり、様々な不具合が発生する可能性があります。こうした現象を防ぐためには、マイクやカメラを発言者追尾タイプのものにする方法や、全指向性集音マイクのものを使い、全員の声を正確に拾える状態にする方法があります。

また、WEBカメラは製品によって画質や映像に差があります。大人数での利用が見込まれる場合、できるだけ高性能なものを選ぶと良いでしょう。

他に使えるものとして、オンラインホワイトボード、Wi-Fi無線中継器、液晶のぞき見防止フィルターなどがあります。特にオンラインホワイトボード「Surface Hub」は、本体が持ち運び可能で、画面を共有しながらのWEB会議ができるのでおすすめです。

【10人以上〜大人数】WEB会議おすすめAV機器の選び方

最後に参加者10人以上の大人数で行うWEB会議の特徴を説明します。

この場合、少人数で行うWEB会議システムで実施すると、通信が安定しなかったり、音声が聞き取りにくくなる可能性があります。Ciscoなど会議システムの入った会議室を活用することで、こうした現象を防げます。

通信に関しては、ポケットWi-Fiなどのモバイル回線は大人数での利用に対応しきれないケースがあるので、通信速度が安定している光回線サービスなどに切り替えると良いでしょう。

音声がエコーしたりハウリングしやりするケースも多いと思いますので、エコー防止機能の付いているマイクやスピーカーを使うようにしましょう。なお、マイクやカメラは追尾にプラスしてズーム機能、複数画面で発言者の顔とPC画面の両方を共有できる機能を加えるのがおすすめです。

まとめ

コロナ禍により企業の働き方が大きく変わり、今後もWEB会議を利用する機会は増えてくることが予想されます。WEB会議を使いこなすことは、今後、社会人の一般常識となっていく可能性もあります。時代の変化に送れることのないよう、しっかりとWEB会議におけるマナーや必要なツールに関して理解を深めておきましょう。