人に癒しの効果を与えると言われているグリーン。
昨今はオフィスにも積極的にグリーンを導入する企業も増えてきています。オフィスにグリーンを導入することで、癒しだけではなく作業の効率化にも繋がります。
ここでは、オフィスグリーンを置くメリットや仕事の効率アップに繋がるおすすめの観葉植物などについてご紹介します。
オフィスにオフィスグリーン(観葉植物)を置くメリット
あらためて、オフィスにオフィスグリーン(観葉植物)を置くメリットについて考えてみましょう。
疲労やストレスの軽減
室内に植物がある状態だと、ストレスが緩和され、副交感神経が活発になり、リラックス効果があるということが実証実験で明らかになっています。ストレスが軽減されることで、仕事の効率アップにも繋がりますね。
体に優しい
植物の光合成は広く知られていますが、室内であっても同じです。光合成により植物から酸素が供給されます。また、光合成だけではなく、植物には空気中の有害物質を吸収する効果もあります。
さらに、植物は内側に蓄えた水分を空気中に放つ作用もあるので、植物を置くことで空気清浄機や加湿器のような効果が得られるのです。なお、植物の緑は目の疲れを癒す効果も確認されています。
企業イメージの向上
かつて殺伐としたイメージだったオフィスですが、昨今は快適性を追求する企業も増えてきました。オフィスで働くスタッフにとっても、来訪者にとっても、グリーンの存在は心地よさを感じることができ、他社との差別化にも繋がります。
それでは、具体的なオフィスグリーン(観葉植物)の選び方をご紹介します。
エントランス
お客様をお迎えするエントランスには、イメージが大切です。大き目で存在感のある植物を選びましょう。9~11号程度の大きな鉢物のものが存在感があり、エントランスにおすすめです。
ミーティングスペース
大切な商談や会議で使うミーティングスペースは、ブラインドやシステムデスクとなじみやすい剣状の葉がポイントのユッカや、アレカヤシといったスタイリッシュな植物がおすすめです。鉢の号数は6~8号程度が良いでしょう。
デスク周辺
作業スペースにあたるデスク周辺では、作業の邪魔にならないコンパクトタイプを選ぶようにしましょう。鉢の号数は1~2号のミニサイズが邪魔にならず、おすすめです。
オフィスに置くグリーンは、頻回な水やりや気温の変化、日照が少なくても育ちやすい、お手入れが楽なものを選ぶといいでしょう。
オフィスにおすすめの植物
では、オフィスにおすすめの植物をご紹介していきましょう。
パキラ
線香花火のように広がる5枚のしなやかな葉っぱが特徴のパキラは、日陰や乾燥に強く寒さにも強いので、室内であれば年中楽しむことができます。
ドラセナマッサンゲアナ
「幸福の木」という名前でおなじみの観葉植物、ドラセナマッサンゲアナ。あたたかな室温がキープできれば、日が当たらない場所でも成長します。空調管理がいらず、お手入れがしやすい植物です。
モンステラ
モンステラは葉が大きく、ハート型に見えるのが特徴の観葉植物。直射日光を嫌い、頻回な水やりも必要ないので、お手入れが非常に楽です。
ポトス
初心者向きとしておなじみのポトス。少しの光量で成長し、水やり家庭で育てている方も多い植物です。
丈夫ですぐ生長するゴールデンポトス、日の当たり具合で色味の変わるライムポトスを含めポトスの種類は20種類以上と多いので、色味や模様などでも選ぶ楽しみもあり、オフィスのあらゆる場所に設置することが可能です。
サンスベリア
サンスベリアは丈夫で枯れにくく、高い空気清浄効果があります。葉が横に広がらないので、狭いスペースでも設置可能です。
オフィスグリーン(観葉植物)入手方法!購入orレンタル
実際にオフィスに植物を導入する場合、入手方法をどうするかがポイントになりますね。オフィスグリーン(観葉植物)の入手方法については、購入とレンタルの2種類になります。それぞれのメリット、デメリットについてご紹介していきましょう。
購入する場合
メリット
〇好みの植物を選ぶことができる。
購入する場合の最大のメリットは、自分の好みの植物を好きな場所に置けるという点です。こだわりがあり、自分の気に入った植物を好きなようにレイアウトしたいという場合は最大のメリットと言えます。
〇初期費用のみで、その後の費用を長期で考える必要がない。
購入の場合は、最初の一括払いが大きいですが、レンタルのように月額や年額といった費用が掛かりません。1万円程度で購入できる観葉植物もあるので、長期で考えるとお手頃です。
デメリット
〇メンテナンスが難しい
手入れが簡単な観葉植物を選んだとしても、植物の世話には何かと手が掛かります。生長の仕方が思うようにならず、曲がってしまったり、時には枯れてしまうこともあり、メンテナンスが難しい点がデメリットです。
枯れてしまった場合は、自分で処理をしなければならず、また新しい植物を購入する必要が出てきます。
レンタルの場合
メリット
〇メンテナンスが楽
なんと言っても、植物のメンテナンスを任せられることが最大のメリットと言えます。適切なメンテナンスで、植物をきれいな状態で維持できることは嬉しいですね。
〇枯れる前に交換してもらえる
レンタルの場合は、植物が枯れてしまう前に交換してもらえることもポイントです。もちろん、枯れた植物の処分などもお任せなので、汚れたり掃除の手間もありません。
デメリット
〇定期的に費用が掛かる
レンタルの場合は当然、植物を設置している間の定期的な費用は掛かります。数量やレンタル会社にもよりますが、月額1万円以上は考えていたほうが良いかもしれません。
風水的にNG!オフィスグリーンで気をつけること
風水的にもオフィスにグリーンを設置することは、とても意義があります。しかし、誤った知識で逆効果ということもあります。ここでは、オフィスグリーン設置で気をつけることについてご紹介します。
●枯れた植物は速やかに撤去
当然ですが、枯れた植物をそのままにしておくと、気が淀んでしまいます。速やかに撤去することを心がけましょう。また、オフィスは整理整頓して、 気が循環する環境を整えるのも大切です。
なお、イミテーションの観葉植物を飾っているオフィスもありますが、できれば植物は本物のほうが、風水的には良い気がめぐります。
●パソコンの近くに植物を
パソコンから出ている電磁波は風水的にはあまり良くないのですが、その電磁波を中和する効果が植物にはあります。パソコンのそばに植物を置くことで、仕事の効率アップに繋がります。
●おすすめ植物
オフィスにおすすめな植物は、上へ伸びるタイプもしくは丸い葉の植物と言われます。
上へ伸びるタイプは文字通り、業績が上向きになることを意味しますので、社長室などオフィスの中心となる部屋に置くと良いでしょう。
丸い葉は人間関係が丸くなると言われるので、人が集まる会議室などがおすすめです。
まとめ
身近に植物があると心が和みますよね。オフィス空間にも植物があると、気持ちが和むだけでなくストレスが減少して、作業効率がアップするという大きな効果が得られます。上手に植物を取り入れて、快適なオフィスの空間を作ってみましょう。